金遣いが荒いのは親のせいなのか、自分のせいなのか論

あなたの金銭感覚はまともでしょうか、異常でしょうか。私の場合は間違いなく異常の部類に入ると言えます。

金遣いの荒さもそうなのですが私が一番悩まされていたのは、お金のことを考えると頭が真っ白になってしまい現在のことも今後のことも考えられなくなってしまうことです。

これでは現状把握もできないし今後何に気をつけて生活したらいいのかもわかりません。

はじめは数字が苦手で思考停止しているのかと思いました。しかしそれは違いました。お金のことを考えると思考停止してしまう原因は親の育て方にあったのです。

親に責任を迫ることはできないが、親の影響は受けている

「私の金遣いが荒いのは親のせい!」と思う気持ちが強まってくると同時に「いい歳して親のせいにするな!」と言う気持ちも浮かんできます。

実際に親と話しているとき「それがお母さんのせいだって言うのか?自分の頭で考えて行動したらいいだろう」と頻繁に言われていました。そうして私は「私のすべての行動を他人のせいにしてはいけない、全ては自分の責任である」と躾けられすっかり身についています。

果たして本当にそうなのでしょうか。

親の考え方というのは子供に大きな影響を与えます。単純に一緒に過ごす時間が長いので影響力も大きいと思うのですよね。

「親のせい」とは言いませんが確実に「親の影響」を受けて考え方が形成されていきます。自分の意思の根底には親の意思が存在します。関わる人の影響を受けて途中で考えが変わることもあれば変わらないものもあります。

金銭感覚というのは日常に根付いているものなので大きな影響を受けて育ちます。

金銭的に無知であるよう育てられた娘

私の場合は金銭的に無知であるように育てられました。これは大人になった私の意地悪な表現方法なので親の立場でいうと「お金のことを考えなくていいように育てられ」ました。

特に母親は子供たちに「お金の心配をしない生活」をさせたかったようです。そして母のお金の心配をしないというのは「お金のことを考えなくていい生活」だったのです。

こうして、母の教育方針は「お金のことを考えさせない躾」になりました。

私が「お年玉があと3万円残ってるから、あれを買って、これを買って、残りを貯金して…」と話していると間髪入れずに「お金の話をするんじゃない!」と思考を止められます。

お金のことを考えると思考を止められる生活を親元にいた18年間続けてきました。お金の事を考えると思考を止める習慣が根付いているので成長した今でもお金のことを考えると頭が真っ白になって思考停止してしまうのです。

また私は小学校5年生までお小遣いがもらえず、かといって欲しいものを買ってもらえるわけでもない生活をしていました。

母は「無駄遣いをしないように我慢を覚えさせよう」と思っていたのでしょう。その結果「頭ごなしに否定する」という躾になりました。

私が「みんなが持ってる可愛い匂い付きの消しゴムが欲しい」とか「可愛い鉛筆が欲しい」というと「そんなものいらない」「みんなが持ってるからっていうのは理由にならない」「みんなって誰と誰かはっきり言いなさい。○○ちゃんと○○ちゃんはみんななのか、違うだろう」と欲しいという気持ちを無視した頭ごなしの徹底的な否定を繰り返されました。

この躾で私が覚えたのは「理由はわからないが我慢しなければいけない」ということです。

母は「あんなに我慢させて育てたのになんで借金をする子に育ったんだ」と嘆いていたのであの否定は母なりの愛だったのでしょう。

しかし私が覚えたのは「母を怒らせてはいけない」ことだけ。母の望んだようにはいかなかったようです。

親の方針に従う必要はないのだと自覚して、自分の方針を作ることが大切

子供の頃に植え付けられた躾というものはなかなか変わらないものです。

例えばクチャクチャしながら食事をする人に注意をしたことはありますか?彼らは一瞬は気をつけてもまたすぐにクチャクチャし始めます。幼い頃からそういう習慣がついてしまっているのですぐには変えられないのです。

ただ、本当に直そうと思った人はクチャクチャの原因と言われている鼻炎の治療に通ったり同席する人にその都度注意してもらうなど工夫して癖を修正するように努力をします。

でも、気付いていなければ直すことができませんので、いつまでもクチャクチャします。

お金の使い方も同じで親の影響を受けていると気づいた瞬間から正しい方向に修正していくことが可能になります。

何か自分の意思と反したことをしてしまう時にはそれは誰の思考で動いているのかと自覚すれば改善に向かいます。

例えば私はお金のことを考えて頭が真っ白になるたびに「これは親の考えだ」と思うようにしていただけでずいぶん変わってきました。今は思考停止することはありません。

お金のことを考えたり話したりしても叱られることはないのだと何度も体験しいればそのうち親の躾は抜けていきます。

無意識に親のしつけに従うことをやめて新たに自分の方針を作り出して守り続けていけばいつの間にか自分の方針を守ることが習慣となっていきます。

それは親の呪い、そして愛

自分の意思とは反する親のしつけのことを私は「親の呪い」と呼んでいます。そして親の呪いは愛なのですよね。愛だからこそしっかり自分の中に根付いているのです。

親の呪いは愛なので恨む必要はありません。親がお金に対して無知だったからこのような呪いのような愛になってしまっただけのこと。時代も違いますしね。

例えば親の時代では投資は一般人がやるものではありませんでした。けれど平成・令和生まれの子たちは投資は自分が子供の頃から親が自分名義でやってくれているのが当たり前で、新卒と同時に投資を始めるのが当たり前の時代になりました。

時代が違うので考え方も違うんです。

親の「お金のことを口に出してはいけない」と言う考えかたは「昔はそう言う時代だったのね、でも今は違うから。」と受け止めて流してしまいましょう

お金のことを考えると頭が真っ白になってしまうとか、お金を自力で稼ぐのは悪い事に感じるとか、お金の話を誰かと共有するのはみっともないとか、そういう自分の意思にそぐわない考えがもし親の考え方だと気づいたら、もう従う必要はありません。

あなたはもう自立した大人で、親より30年も新しい時代を生きているのです。

「気付けば治る」と言われることもあるように、気付いた時点で直ったも同然。この記事を読んでいるあなたはもう治ったも同然です。

自分の望むようにお金の価値観を書き換えていきましょう。

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